Ｍａｄｒｉｄ ｍａｋｅｓ ｓｅｎｓｅ（マドリード開催に意義がある）」。最有力のライバルだったマドリードが最終演説で繰り返した表現だったとか。最初に登壇したのはＩＯＣ委員のサマランチ・ジュニア氏。ＩＯＣ内に権力を行使した前会長の父、フアン・アントニオ・サマランチ氏の写真が背景に浮かび、ジュニア氏は「我々は五輪に貢献してきました。マドリード開催に意義がある」と語りかけたそうです。最後に登壇したフェリペ皇太子まで必ず、この表現で締めくくったとか。
その言葉には「当然」「もっとも」というニュアンスもあり、押し付けも感じられたそうです。４年前、２０１６年リオデジャネイロ五輪招致に一役買った英国人の招致アドバイザーは落胆して会場を去るマドリードを見て毎日新聞に「彼らは自信を持ちすぎた。あのときのシカゴと同じだ」と言ったｔか。シカゴはオバマ米大統領を最終演説に投入しながら１回目で落選しています。似たように「勝てる」と浮足立った雰囲気がマドリードにあったのだようですよ。
ＩＯＣ委員は、おごりを嫌います。東京招致委員会でロビー活動の前線に立っていた幹部も最終盤にマドリード支持が崩れていくのを感じたそうです。きっかけは４日付のスペインのエルムンド紙の報道で、顔写真付きでＩＯＣ委員の投票先を分析して、「１回目で４０票以上を獲得。過半数もある」と強気に予想した事のようです。
日本は、熱心にロビー活動をするも、控えめに日本人的なやり方で最後まで建設的にやられていたとか。
努力が報われましたね。看護師求人をみて、私も、見に行くための貯金でもしようかな。
